カードゲームで防災を勉強しよう!
(2020年10月01日)
9月1日は「防災の日」、9月1日をふくむ1週間は「防災週間」でした。「防災の日」、「防災週間」は、約100年前の大正12年9月1日に関東地震(関東大震災)が発生したこと、古くからこの時期に台風が日本に上陸して災害となってきたことから、過去の災害を忘れないように定められました。
みなさんも、「防災の日」や「防災週間」の防災避難訓練に参加したり、テレビで防災に関する情報を見たりしたと思います。
この他に学校で災害や防災についての授業等もありますが、ゲームをしながら災害や防災の勉強をすることもできます。
その一つ、みんなでワイワイと遊びながら防災について学び、防災力を身につけられる防災カードゲーム「このつぎなにがおきるかな?」のお話です。
この防災カードゲーム「このつぎなにがおきるかな?」は、国土交通省「防災教育ポータル」サイト(https://www.mlit.go.jp/river/bousai/education/index.html)より無料でダウンロードして自分で作ることができます。
防災カードゲーム「このつぎなにがおきるかな?」
背の高いブロック塀は、地震の揺れで、崩れたり・倒れたりする!
水害で、ドアの外に水がたまると入り口のドアが開かなくなる!
このような災害が発生した時に起こる危険な場面をわかりやすいイラストを用いたストーリー仕立てで表現しています。
カードは、災害が発生した時に起こる危険な場面を表す3枚のカード(A, B, C)とそうならないための備えや行動を記した1枚のカード(D)、あわせて4枚で一つのストーリーを示しており、それぞれの災害で7つのストーリー(合計28枚)で構成されます。
地震、水害、津波、土砂災害の4つの災害を示したカードセットがあり、カードセットを並べてカードに書かれたイラストとストーリーを見ながら読むだけでも防災力が向上します。
ここでは、遊び方の一例「防災7ならべ ~なにがおきるかならべてみよう!~」をお知らせします。
「防災7ならべ ~なにがおきるかならべてみよう!~」は、それぞれのカードセット(4種類の災害)で遊ぶことも、複数のカードセットを組み合わせて遊ぶことも出来ます。
一つのカードセットを使う場合は、4人くらいで遊ぶのがちょうど良いです。
(人数が多いときは、グループを分けるか、複数のカードセットを組み合わせて遊んで下さい。)
準備
① 4枚一組のストーリーカードより、Aカードを取り出します(全部で7枚)。
② 取りだしたAカードは、右側を空けて縦に並べます(1列でも2列でも良いです)。
③ 残ったB, C, Dカードを混ぜて配ります。
ゲーム開始
① Bカードを持っている人は、同じ番号のAカードの右横に出すことができます。
カードを出すときはAカードとBカードのイラストの下に書いてある文字(災害の時に起こること)をA,Bの順で続けて声に出して読みます。
Bカードを持っていなくて、出せるカードが無い時は、パスをします。(パスは何度でもO.K.)
② Cカードを持っている人は、同じ番号のBカードが出ている場合、その右横に出すことができます。
カードを出すときはカードのイラストの下に書いてある文字をAカードから続けて、A, B, Cの順で続けて声に出して読みます。出せるカードが無い時は、パスをします。
③ Dカードを持っている人は、同じ番号のCカードが出ている場合、その右横に出すことができます。
カードを出すときはDカードの「そうならないために」の下に書いてある文字を声に出して読みます。出せるカードが無い時は、パスをします。
④ 順番にカードを出していき、手元からカードが一番早くなくなった人が勝ちです。
カードをよく見てみよう
「このつぎなにがおきるかな?」に描かれているイラストは、発生した時に起こる危険な場面をわかりやすく、できるだけ正確に書いています。イラストをよく見て、自分の身長からブロック塀の高さを想像したり、地震の後の道路の様子を思い浮かべたりしてみて下さい。
遊び方は、防災7ならべ「なにがおきるか ならべてみよう!」の他に、とるとるカード!「防災かるた」、だいじょうぶではありません!「防災ババぬき」などを提案していますが、みなさんもカードセットをながめて考えてみてください。
長屋 和宏(ながや かずひろ)
国土交通省 国土技術政策総合研究所(国総研) 道路地震防災研究室
私たちの生活を支える橋などの土木インフラの大切さを知ってもらうために、出前講座などを通じて国総研の活動を分かりやすく発信しています。
特に防災分野では、小中学生の皆さんと一緒に、様々な視点で勉強しています。