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「都市圏活断層図」5面を新たに公開―石川県の森本・富樫断層帯とその周辺など全国5地域:国土地理院

(2016年11月10日発表)

 国土交通省の国土地理院は11月10日、活断層の位置を詳細に表示した全国5つの地域の「都市圏活断層図」を11月10日公開したと発表した。

 世界で発生している地震の数の約10分の1は日本および周辺で起こっているといわれる。その地震の発生源となる活断層に関する情報へのニーズが平成7年(1995年)の阪神・淡路大震災を契機に高まってきたことから、国土地理院が活断層研究者の協力を得て作成に取り組んでいるのが都市圏活断層図。

 この活断層図は、大地震の際に大きな被害の発生が予想される全国の都市域とその周辺部の活断層の詳細な位置を航空写真の判読などから抽出して2万5,000分の1の地形図の上に表示し公開しているもので、今回の5面を加え181面になった。

 新たに公開されたのは、次の5地域。

▽森本・富樫(とがし)断層帯とその周辺「鶴来(つるぎ)」(石川県)

▽綾瀬川断層とその周辺「鴻巣」(埼玉県)

▽那岐山(なぎせん)断層帯(山崎(やまさき)断層帯)とその周辺「津山東部」(岡山県)

▽菊川(きくがわ)断層帯とその周辺「下関北部」(山口県)

▽同「宇部」(同)

 都市圏活断層図は、国土地理院のホームページhttp://www.gsi.go.jp/bousaichiri/active_fault.htmlで閲覧できる。