つくば科学万博記念財団とつくばインターナショナルスクールが連携協力―科学館を国際バカロレア過程における社会活動の場に:つくば科学万博記念財団/つくばインターナショナルスクール
(2017年10月27日発表)
締結式を終えたつくば科学万博記念財団の中原理事長(右前)とつくばインターナショナルスクール(TIS)のクロフォード校長(左前)、TIS生徒ら ©つくば科学万博記念財団
つくばエキスポセンター(科学館)を運営する(公財)つくば科学万博記念財団は10月27日、同市内にあるつくばインターナショナルスクール(TIS)と地域連携及び教育活動の向上を図ることを目的として、相互に協力する覚書締結式を行った。
これまでに財団はプラネタリウム企画番組の英語版製作において、TISの先生や生徒による英語での吹き替えなど、ボランティア活動により協力を得てきた。
一方、TISは国際バカロレア機構(本部ジュネーブ)が提供する国際的な教育プログラムを導入している。国際バカロレア(IB)の初等・中等・高等教育課程を完備したものとしては、国内で6番目に認定された。
日本国内では、文部科学省がグローバル人材育成の観点からこのIBの普及・拡大を推進している。また、 このIB教育課程ではボランティア活動として社会活動(CAS(Creativity, Action, Service))が重要視されている。
今回の締結は、財団とTISの協力関係を強化し、より広範囲にわたる活動を行うことで、お互いにメリットをもたらすものだという。財団は、具体的な活動内容として、科学館におけるプラネタリウム番組制作や英語での吹き替え作業をはじめ、館内の英語化など様々な活動を実施することとしている。
覚書締結式に参加したTISのシェイニー クロフォード校長は「学校の外で知識・理解を深めることが出来ると期待している。」と述べた。また、財団の中原理事長は「協力して実りある結果にしたい。」と語った。同席したTISの5人の生徒は、小さいころから宇宙や科学に興味があり、これからの科学館での活動が楽しみと目を輝かせた。