(独)建築研究所は6月14日、先進的エコ住宅として注目されている「LCCM住宅(ライフサイクル・カーボンマイナス住宅)」のデモンストレーション棟完成見学会を開催したと発表した。 政府は、昨年6月18日に閣議決定した「新成長戦略」で2020年の日本の温室効果ガス排出量を1990年より25%削減することを打ち出している。その一翼を担う先進的エコ住宅を目指しているのがLCCM住宅で、住宅建設時から解体・廃棄時まで省CO2(炭酸ガス)につとめ、同時に太陽光発電など再生可能エネルギーの利用を図って住宅の一生のCO2排出量をマイナスにする“省CO2住宅”のこと。 同研究所は、国土交通省の国土技術政策総合研究所、日本サステナブル建築協会と共同で2009年から「ゼロエネルギー住宅に関する研究」を進めており、その成果としてつくば市(茨城)の同研究所構内に完成したLCCM住宅のデモンストレーション棟を一般に公開したもの。 公開したのは、6月9日の午後で、285人が来場、遠く福岡、富山、新潟などからの参加者もいたという。
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LCCM住宅デモンストレーション棟を見る参加者(提供:建築研究所) |
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