(独)農業環境技術研究所は6月17日、国内の農業気象、土壌、農地利用、温室効果ガスに関するデータを無償で広く一般に提供するWebサイトを公開したと発表した。
同研究所がこれまでの研究で得た農業環境のデータを効率良く利用できるようにしようと公開するもので、同Webサイトは「gamsDB」(http://agrienv.dc.affrc.go.jp/)。
利用者は、全国をカバーする一辺が約1kmの「基準地域メッシュ」か、またはデータ測定地点を指定することで必要なデータをダウンロードできる。基準地域メッシュ単位で取得できる情報は、1970~1995年の農業統計情報、農耕地土壌の分類別面積、1980年以降の気象データなど。また、測定地点指定で得られる情報は、全国850カ所の作物生産に関わる気象データ(作物気象データ)、全国9カ所でモニタリングされている農耕地の温室効果ガス発生量のデータなど。
操作は簡単で、初めての利用でもほとんど迷わず使えると同研究所はいっている。ユーザー登録などの手続きもいらない。
No.2011-24
2011年6月13日~2011年6月19日