(独)農業環境技術研究所は7月29日、「包括的土壌分類第1次試案」を作成したと発表した。
日本の土壌分類は、「農耕地土壌分類」、「林野土壌の分類」と事業ごとに別れている。このため、国土全域に適用できる包括的な土壌分類がなく、また同じ土壌でも土地利用が変わると適用する土壌分類が変わり、分類名称が変わってしまうことがある。
今回の「包括的土壌分類第1次試案」は、日本全国のあらゆる土地利用に使用できる分類法として作成したもので、土地利用を問わず共通の土地情報を提供できる。
同研究所は、全国的土壌資源情報の基盤整備に向け今後この土地分類法を活用していく予定で、「世界の土地と対比できる」といっている。
No.2011-30
2011年7月25日~2011年7月31日