(独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2月17日、米国航空宇宙局(NASA)がスペース・シャトル「ディスカバリー号」の打ち上げ目標日をこれまでの3月18日から4月5日に変更することを決めたと発表した。
　延期の理由は、フロリダ州が低温に見舞われたことによる。NASAは、スペース・シャトルを整備施設から組み立て棟に移動する際の燃料漏れを防ぐため、移動についての温度基準を設けており、フロリダ州の低気温の影響でスケジュールを見直さなければならなくなった。
　今回発表された打ち上げ目標日時は、米国東部夏時間の4月5日午前6時27分。日本時間の同日午後7時27分。正式な打ち上げ予定日時は、改めて飛行前審査会が決め発表する。
　今度のディスカバリー号には、7人が乗り組み、JAXAの山崎直子宇宙飛行士が搭乗する。
　毛利衛さん(JAXA・元宇宙飛行士)が日本人として初めてスペース・シャトルで宇宙へ飛び立ったのが1992年9月。山崎さんは、7人目。女性では、向井千秋さんに続く2人目。
　予定通りに打ち上げられ国際宇宙ステーション(ISS)にドッキングすれば、2009年12月からISSの日本実験棟「きぼう」に長期滞在している野口聡一宇宙飛行士との対面も実現、初めて日本人が2人同時に宇宙に滞在することになる。

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