宇宙実験棟「きぼう」で行うタンパク質結晶生成実験の材料タンパク質を一般から募集:宇宙航空研究開発機構

 (独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2月18日、国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」で今年8月から11月にかけて実施する「高品質タンパク質結晶生成実験」の材料となるタンパク質を一般から募集すると発表した。
 同機構は、「きぼう」に搭載しているタンパク質結晶生成装置を使って2012年までに6回のタンパク質結晶生成実験を行う予定で、これまでに2回実施し、今回3回目に使う実験材料を募集することにしたもの。
 募集するのは、[1]画期的な医薬品、難病治療薬、オーファンドラッグ(希少疾病用医薬品)、など社会ニーズにつながる成果の創出が期待されるタンパク質、[2]先端的な技術開発に役立つタンパク質、[3]産業への応用や科学技術への寄与が期待できる新たなタンパク質、など。
 募集の締め切りは、3月23日。同機構の評価委員会が審査して採否を決める。問い合わせは、同機構の宇宙環境利用センター高品質タンパク質結晶生成実験募集担当に電子メール(e-mail:crystal@jaxa.jp)で。

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