モンゴルと地質調査・鉱物資源分野の研究協力で覚書に署名
:産業技術総合研究所/石油天然ガス・金属鉱物資源機構

 (独)産業技術総合研究所と(独)石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は8月2日、モンゴルの鉱物資源・エネルギー省と地質調査・鉱物資源分野の包括的研究協力覚書を取り交わしたと発表した。
 昨年12月に経済産業省で「第3回日本・モンゴル鉱物資源開発官民合同協議会」が開催され、モンゴル側からレアメタル(希少金属)資源の開発で日本に協力を求める要請があった。さらに、今年5月には、モンゴル鉱物資源・エネルギー省地質政策局長から日本の資源エネルギー庁にモンゴルのレアメタル資源の評価を日本と共同で実施したいとする要望書が届いている。
 今回の覚書は、そうしたモンゴルの要望のもとに取り交わされたもので、来日中のモンゴル鉱物資源・エネルギー省のダシドルジ・ゾリグト大臣と産総研の野間口理事長、JOGMECの河野理事長が署名した。
 今後、3者は具体的な協力内容について協議を行うが、産総研は前身の工業技術院時代からモンゴルの鉱物資源の研究と技術支援で実績があり、鉱物資源の鉱床の成因や性状の解明・把握などを中心に協力したいとしている。

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