「箱根山」の火山基本図を公開
:国土地理院

 国土地理院は8月21日、神奈川県と静岡県にまたがる火山「箱根山」の火山基本図を同日公開したと発表した。
 火山基本図は、現在活動中の火山や、将来活動が予想される火山などを対象にした地図。縮尺5千分の1と1万分の1の2種類があり、精密な地形が表示されていることから、噴火時の防災や緊急対策、火山の研究や火山噴火予知などに幅広く活用されている。同院は、これまでに北海道の十勝岳、有珠山から九州の桜島、薩摩硫黄島(さつまいおうじま)まで33火山の火山基本図を整備している。
 今回公開したのは、箱根山の1万分の1火山基本図で、航空レーザー測量のデータから得た等高線と各種地図情報を使い作成したもの。箱根火山最高峰の神山(かみやま:1437.8m)を含む189k㎡のエリアを「箱根山Ⅰ」、「箱根山Ⅱ」、「箱根山Ⅲ」の3面(枚)に分割(それぞれ63k㎡のエリアをカバー)して表している。
 問い合わせは、同院企画部企画調整課研究調整係(TEL029-864-4584)へ。

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