東北なども刊行、全国の地図データがネットで入手可能に
:国土地理院

 国土交通省の国土地理院は4月5日、東北、関東、中部、中国の4地方の「数値地図(国土基本情報)」、「電子地形図25000」を同日刊行したと発表した。これで、日本全国の最新の地図データがインターネットで入手できるようになった。
 「数値地図」は、行政区画や道路・鉄道・標高など土地の情報をコンピューターで処理できる数値情報として記録した地図。また、「電子地形図25000」は、「数値地図」をもとに作成した地図の画像データをインターネットで一般ユーザーに提供する画像データサービスのこと。
 「数値地図」、「電子地形図25000」は、共に道路の開通などによるデータの更新がすぐ反映され、ユーザーが最新の地図を入手できるという特徴を持つ。このため、同院は平成20年4月1日から従来のCD-ROMに加えインターネットを利用しての「数値地図」、「電子地形図25000」のオンライン提供を開始しているもので、今回東北など4地方が加わったことで全国の最新の地図データが居ながらにしていつでも入手できるようになった。
 「数値地図」のデータ項目は、52項目で、平成13年から15年にかけて刊行した「数値地図25000」の4倍。価格は、約10km四方当たり170円。
 一方、「電子地形図25000」は、2万5千分の1地形図の1図葉を単位とし、隣接の地図と貼り合わせての利用ができ、価格は1画像当たりA4~A0で170円~680円。

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