地殻変動による国土のズレ補正する最新データの提供開始
:国土地理院

 国土交通省の国土地理院は4月1日、より正確な日本の国土の位置情報を得るための「2013年度版セミ・ダイナミック補正用パラメーター」の提供を同日から開始したと発表した。
 日本列島は、4つのプレート(岩盤)がぶつかり合うプレート境界に位置している。このため、複雑な地殻変動が観測され、測量の基準点となる全国約1,240の観測点(電子基準点)もその影響を受けて座標値が時間とともにズレるという問題を抱えている。
 その地殻変動による歪みの影響を取り除くのがセミ・ダイナミック補正で、地殻変動量を補正用パラメーターという。同院は、平成22年からこのセミ・ダイナミック補正を導入し、補正用パラメーターを毎年度更新しており、今回その最新データの提供を開始したもの。

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