森林総研が木質バイオマス研究で特別講演

 (独)森林総合研究所は5月9日午後1時30分~同5時、つくば市(茨城)松の里の同研究所大会議室で特別講演「木質バイオマス改変に向けた基盤研究」を開催する。講師は東京大学大学院理学系研究科・福田裕穂教授。木質バイオマスの高付加価値利用のためには 二次細胞壁の改変技術が必要とされる。福田教授はこれまでに二次細胞壁機能に関する遺伝子群を明らかにしてきた。また、機能が分かっていない二次細胞壁関連遺伝子についての網羅的な機能解析も行っている。こうした研究に基づく最新の研究状況と研究開発の方向性について講演する。福田教授は平成24年秋の褒章で紫綬褒章を受章、平成23年度に発足した文部科学省の大学発グリーンイノベーション創出事業「グリーン・ネットワーク・オブ・エクセレンス」植物科学分野の「植物CO2資源化研究拠点ネットワーク(NC-CARP)」の代表を務めている。講演会には無料でだれでも参加できる。定員100人。事前申し込みは不要。問い合わせは、同研究所研究コーディネーター(TEL029-829-8216)へ。