日本火山学会の「研究奨励賞」を受賞
:防災科学技術研究所

 (独)防災科学技術研究所は6月11日、同研究所「観測・予測研究領域 地震・火山防災研究ユニット」の小園誠史研究員が、日本火山学会の「研究奨励賞」を受賞したと発表した。
 火山噴火には、爆発的噴火になるケースと、非爆発的噴火になるケースとがある。噴火の素になるマグマ(高温の溶けた状態の岩石)に含まれる揮発成分の挙動の違いで2つのケースが生じるもので、どちらになるかを予測することが噴火推移予測の観点から重要課題になっている。
 その噴火推移予測に向けての小園研究員の「火道流モデルの構築による噴火機構に関する研究」が認められたもので、日本火山学会は「火山噴火予知・火山活動の推移予測のための大きな手がかりとなる理論体系を構築したと高く評価される」としている。

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