茨城県と(財)茨城県科学技術振興財団、つくばサイエンス・アカデミーは9月3日、「第10回江崎玲於奈賞」、「第24回つくば賞」、「第23回つくば奨励賞(実用化研究部門)」、「同(若手研究者部門)」の各賞受賞者を発表した。
「江崎玲於奈賞」は、ナノサイエンス、ナノテクノロジーの分野で世界的に評価される研究業績を挙げた研究者に授与している賞で、本賞(賞状)と副賞(1,000万円)、記念品が贈られる。「つくば賞」、「つくば奨励賞」は、自然科学分野で茨城県内での研究活動で研究成果を収めた研究者・研究グループに贈られる。
各賞の授賞式、受賞記念講演会は、11月26日につくば市のつくば国際会議場で行われる。
各賞の受賞者と研究業績は、次の通り。
▽「江崎玲於奈賞」:京都大学・北川進教授(革新的な多孔性金属錯体の開発)
▽「第24回つくば賞」:筑波大学・林純一教授(哺乳類ミトコンドリアゲノムの生理基盤とその破綻病理に関する研究)
▽「第23回つくば奨励賞(実用化研究部門)」:物質・材料研究機構・鳥塚史郎ステーション長(鋼のナノ組織化を用いた高強度精密ねじの量産化を世界で初めて実現)
▽「同(若手研究者部門)」:物質・材料研究機構国際ナノアーキテクトニクス研究拠点(MANA)・吉川元起独立研究者(超高感度ナノメカニカル膜型表面応力センサーの開発)
No.2013-35
2013年9月2日~2013年9月8日