国土交通省の国土地理院は9月5日、長年にわたって登山者をはじめ多くの国民に親しまれてきた3色刷りの「2万5千分の1地形図」をより多彩な色の新しいタイプに一新すると発表した。
およそ50年ぶりの一新で、今年中に刊行を開始し、数年をかけて刊行範囲を順次広げていく計画という。
2万5千分の1地形図は、昭和40年(1965年)代から、黒、茶、青の3色刷りで作成されたものが定着している。
しかし、印刷技術の高度化・多様化に伴い、これまでの3色より多彩な色を使ってのよりきめ細かな表現が可能になるとともに、地形に陰影を付けて立体感を出すことなどもできるようになってきている。
そうした技術を使っての一新で、「より読みやすく使いやすい地図にする」と同院はいっている。
No.2013-35
2013年9月2日~2013年9月8日