55年ぶり一新、多色刷り「2万5千分の1地形図」を刊行
:国土地理院

 国土交通省の国土地理院は10月24日、新たに多色刷りの「2万5千分の1地形図」を11月1日から刊行すると発表した。現行の黒・茶・青の3色刷り2万5千分の1地形図を55年ぶりに一新するもので、数年をかけて刊行範囲を拡げていく計画という。
 新たに刊行する多色刷り2万5千分の1地形図は、同院が平成24年(2012年)からオンラインで提供を開始している「電子地形図25000」と同じ内容だが、多彩な色を使い、よりきめ細かな表現にするとともに、地形に陰影をつけて立体感が出るようにしている。
 11月1日に刊行するのは、「鳥海山」、「朝日岳」、「飯豊山」、「会津駒ヶ岳」、「尾瀬ヶ原」、「奥多摩湖」、「丹波」、「塩見岳」、「赤石岳」、「上河内岳」の10面。同院は、「順次刊行範囲を全国に拡大し、新たな2万5千分の1地形図への入れ替えを進めていく」といっている。
 多色刷り2万5千分の1地形図の価格は、1枚330円(税込み)。全国の地図取扱店で入手できるほか、(財)日本地図センターの地図部(TEL03-3485-5413)が通信販売を行う。

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