農環研が30周年記念シンポジウム

 (独)農業環境技術研究所は12月13日午後1時から、東京・西新宿(新宿区)の新宿明治安田生命ホールで同研究所30周年記念シンポジウムを開催する。同研究所は昭和58年(1983年)に発足し、今年で創立30周迎える。シンポジウムはこれを記念して開かれるもので、「21世紀の農業と環境」をテーマに、同研究所の研究活動について報告・紹介、有識者によるパネルディスカッションを開いて21世紀の農業環境研究について議論する。主なプログラムは、基調講演「Future Earth:アジアの環境研究における意義」(安成哲三・総合地球環境学研究所所長)に続き、特別報告「農業環境における放射性物質のモニタリングと動態解明」、研究トピックス▽温暖化に挑む、温室効果ガス発生制御技術のこれまでとこれから▽ 多様な生き物と共存する、里山・ビオトープから世界農業遺産まで▽食の安全を守る、低カドミウム米の開発、などの研究報告が行われる。パネルディスカッションでは、加藤弘道・茨城県農業総合センター長、小崎隆・首都大学東京教授、小林優子・NPO法人田舎のヒロインわくわくネット理事長、松永和紀・サイエンスライター、吉田謙太郎・長崎大学教授らが参加、「21世紀の農業環境研究」をテーマに討論する。参加は無料。事前登録が必要で、氏名・職業・連絡先(電話・FAX・Eメールアドレスなど)をEメール(30th@niaes.affrc.go.jp)またはFAX(029-838-8199)で同研究所開催事務局まで。問い合わせは、同事務局(TEL029-838-8180)へ。