(独)防災科学技術研究所は11月26日、白山工業(株)と共同で米国アップル社のOS(基本ソフト)「iOS」を搭載しているiOSデバイス向けの「i震度(アイシンド)」と呼ぶ新しいアプリケーションソフトウエア(応用ソフト)を開発、公開したと発表した。
「i震度」は、その名の通り地震の震度を表示するための応用ソフト。携帯端末などに内蔵されている数mmほどの微小な加速度センサー(MEMS加速度センサー)は、ノイズの影響から震度「2」未満の小さな揺れを計測することができない。
新開発の応用ソフト「i震度」は、その欠点を改善、iOSデバイス内臓の加速度センサーにこれを使えば、震度「0」から同「7」までをほぼリアルタイムで表示可能で、震度と実際の揺れの大きさの関係を体感しながら知ることができ、「防災教育などに有効」という。
「i震度」は、同研究所と白山工業の共同研究「計測震度演算のためのノイズ低減手法の開発」の成果で、URL:http://www.hakusan.co.jp/yure/ishindo/からダウンロードできる。
No.2013-47
2013年11月25日~2013年12月1日