慶應大学と連携・協力協定を締結
:産業技術総合研究所

 (独)産業技術総合研究所は1月23日、慶應義塾大学医学部、同大学病院と連携・協力協定を締結したと発表した。
 3者は、共同研究や人材の交流・育成、研究施設・設備の相互利用などを積極的に進め、「医療・創薬・健康分野における医工連携のイノベーション拠点構築を目指す」としている。
 共同研究では、まず第一弾として人間の健康状態を定量的に捉えるバイオマーカーへの期待が高まっていることから「疾患診断用の糖鎖バイオマーカーの開発」に取り組む。
 また、人材交流・人材育成では、慶大医学部のリサーチパーク内に「産総研・慶應連携ラボ」を設置して、産総研の研究者がポスドクや大学院生に技術指導を行う。
 産総研は、国が進める革新的な医薬品や医療機器を開発して健康長寿社会の実現を目指そうという「ライフ・イノベーション推進戦略」に沿って医療・創薬の技術開発に力を入れているが、慶大医学部・病院との連携で臨床サンプルや病理解析技術の提供を受けやすくなるものと期待している。

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