(独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2月25日、地球を周回している国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中の同機構・若田光一宇宙飛行士の「ISS第39次コマンダー(船長)」就任を発表した。
若田さんは、2013年11月7日からISSに長期滞在中で、今年の5月14日、約6カ月間にわたる任務を終え地球に帰ってくる予定になっている。ISSのこれまでの前任コマンダーは、ロシアのオレッグ・コトフ宇宙飛行士で、3月9日に若田さんと交代し、以後、若田さんが5月の帰還まで船長を務め、ISSに滞在する全クルー(若田さん除いて5人)の指揮をとる。
日本人のISSコマンダー就任は、若田さんが初めて。
若田さんが米航空宇宙局(NASA)の「ミッション・スペシャリスト」(搭乗運用技術者)に任命されたのは、1993年8月。その後1996年1月、米国のスペースシャトル「エンデバー」に搭乗して日・米の人工衛星の回収・放出にあたったのを皮切りに、今回のISS長期滞在を含め4回宇宙に行っており、長期滞在も2009年に3月16日から7月16日まで4カ月間経験している。
No.2014-8
2014年2月24日~2014年3月2日