農機具「資料館」が「機械遺産」に認定される
:農業・食品産業技術総合研究機構(2014年8月18日発表)

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農機具資料館の内部(提供:農業・食品産業技術総合研究機構)

 (独)農業・食品産業技術総合研究機構は8月18日、同機構の生物系特定産業技術研究支援センター(略称・生研センター=埼玉・さいたま市)にある農機具の「資料館」が日本機械学会の「機械遺産」に認定されたと発表した。

 「機械遺産」は、日本機械学会の創立110周年記念事業として7年前の2007年に設けられた認定制度。歴史的に意義のある機械技術を文化的遺産として定めて次世代に伝えていこうと創設されたもので、昨年度までに61件が認定を受けている。

 同機構の農機具「資料館」は、日本の農業機械化の歴史をみることができる展示施設として1968年(昭和43年)に大宮市(現さいたま市北区日進町)の生研センター内に設置され、明治期に旧農林省の農事試験場が農機具の開発改良のため購入した輸入機から昭和30年代の国産機まで約250点の農機具が展示されている。

 今回の農機具「資料館」の「機械遺産」認定は、2014年度分としてスガノ農機(株)の「土の館」とともに行われたもので、昨年度までの61件にこの2件が加わり63件が「機械遺産」として認定されたことになる。

 農機具「資料館」は事前申し込みをして見学することが可能。平日の午前9時30分~午後4時30分開館(土曜、日曜、祝日、12月29日~1月3日は休館)

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