野口宇宙飛行士が「宇宙探検家協会」の会長に
:宇宙航空研究開発機構(2014年9月17日発表)

 (独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)は9月17日、同機構の野口聡一宇宙飛行士(49歳)が、9月10日から15日まで中国の北京市で開催された「宇宙探検家協会(ASE)」主催の「第27回世界宇宙飛行士会議」で、同協会のドーリン・プレナリウ会長(元国連宇宙空間平和利用委員会のルーマニア政府代表)の後任会長に選出されたと発表した。アジアからの会長就任は初めて

 ASEは、1965年に世界初の宇宙遊泳を行った旧ソ連のレオノフ宇宙飛行士らによって1985年に設立された世界的規模の非営利団体で、宇宙飛行を経験した35カ国、375人以上の宇宙飛行士がメンバー。世界宇宙飛行士会議は、そのASEの年1回の総会。

 ASE会長の任期は、1年で、最長3年間までの再任がある。

 野口宇宙飛行士のASE次期会長選出は、プレナリウ会長の任期満了に伴い行われたもので、今回の北京市での世界宇宙飛行士会議で後継指名を受け、常任理事会の投票で選出された。

 野口宇宙飛行士は、会長任期中に国際宇宙航行連盟の年次大会、国連の宇宙空間平和利用委員会などにASE会長として参加する。

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