「国際地震工学研修」の修了生が100カ国、1700人超に
:建築研究所(2014年9月14日発表)

 (国)建築研究所は9月14日、12カ国から23人の若い研究者、技術者を招いて昨年10月から実施してきた「第55回国際地震工学研修」がこのほど終了、1年間研修と短期コースとを合わせての研修修了生は100カ国、1,703人になったと発表した。

 1年間の国際地震工学研修は、同研究所が政策研究大学院大学、国際協力機構(JICA)と連携して開発途上国の研究者、技術者に対し地震学、地震工学、津波防災の研修を行っている。

 所定の単位を取得すると修士号が授与され、これまでの55年間にわたるこの研修の修了生からは、インドネシア教育文化省のサントソ高等教育局長(1979年修了)、パキスタン気象庁のアリフ長官(1986年修了)、ネパール都市開発省のスッパ顧問(1991年修了)などの人材が育っている。

 今回の研修修了生の出身国は、アルジェリア、バングラデシュ、エクアドル、エルサルバドル、フィリピン、インドネシア、モンゴル、ミャンマー、ネパール、ニカラグア、ペルー、タイの12カ国で、23人全員が修士号を取得した。

詳しくはこちら