主任研究員が日本陸水学会の「吉村賞」を受賞
:国立環境研究所(2015年10月14日発表)

 (国)国立環境研究所は10月14日、同研究所生物・生態系環境研究センターの松崎慎一郎主任研究員が日本陸水学会の「吉村賞」を受賞したと発表した。

 陸水とは、湖沼水、河川水、ダム水、地下水、氷雪などの内陸部の海水以外の水域、水を表している。「吉村賞」は、日本の陸水研究の先駆者、吉村信吉氏(故人)の名を採って設けられた賞で、陸水分野の研究で優れた業績をあげている若手研究者に贈られている。

 湖沼や河川などの陸水域は、人間活動の影響を強く受け、生物多様性の減少と生態系の劣化が進んでいる。松崎氏は、人間活動が陸水域に及ぼす影響を明らかにするとともに、全国の湖沼の生物多様性・生態系サービスの評価、福島原発事故後の放射性物質のモニタリング、三方湖(福井)の自然再生に向けた総合的環境研究などに参加して環境行政に貢献したことが評価され、今回の受賞となった。

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