「良い結果残せた」―油井宇宙飛行士が米国からTV記者会見
:宇宙航空研究開発機構(2015年12月22日発表)

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テレビで米国―日本を結んだ油井宇宙飛行士帰還後記者会見(提供:JAXA)

 (国)宇宙航空研究開発機構(JAXA)は12月22日、国際宇宙ステーション(ISS)から帰還し米国に滞在中の油井亀美也宇宙飛行士が、日本時間の同21日、JAXAヒューストン駐在員事務所(テキサス州・ヒューストン)で記者会見を行ったと発表した。

 会見は、東京・丸の内(千代田区)のJAXA東京事務所とテレビ会議システムで結んで、油井さんが国内側の記者団からの質問に答える形で行われた。

 油井さんがロシアのソユーズ宇宙船に搭乗して地球を周回するISSに向かったのは、2015年7月23日で、12月11日無事地球に帰還した。

 油井さんは、その142日間にわたったISSでの任務について、「初めてのフライトだったが、新しい飛行士という甘えはなく、ベテランにも負けない仕事をしようと決意して臨んだ」とふり返り、「地上と協力し、クルー同士で協力し合って良い結果が残せたと思っている」と言い切った。

 油井さんは、NASA(米国航空宇宙局)のジョンソン宇宙センター(ヒューストン)で医学検査やリハビリテーションを行った後、2016年2月に日本へ帰るが、会見では帰国後の夢を披露。「将来の有人(宇宙)探査に自分の体は向いていると思う」と2回目の“宇宙飛行立候補宣言”ともとれる胸の内を語った。

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