国土交通省の国土地理院は12月25日、「電子地形図20万」と、「数値地図(国土基本情報20万)」の全国整備が同日完了したと発表した。
「電子地形図20万」は、従来の印刷された20万分の1地図とほぼ同じ内容を表記した地図の画像データ。
もう一方の「数値地図(国土基本情報20万)」は、その「電子地形図20万」の地図画像データの基となるデータ(座標値列のデータ)。
同院は、両地図の提供を平成26年10月17日から開始し、毎月10面程度提供の範囲を拡大してきており、ここで全国130面の整備が完了した。
これらのデータは、地理情報システム(GIS)やウェブサイトの背景地図、民間の地図会社が作製する各種の地図、などの資料として幅広く利用できる。
同院は、「電子地形図20万」と「数値地図(国土基本情報20万)」をインターネットによるオンラインで提供しており、価格はいずれも税込み1面175円。