三重県などと津波の予報・伝達システム構築で協力協定
:防災科学技術研究所(2016年1月28日発表)

 (国)防災科学技術研究所と三重県、(国)海洋研究開発機構は1月28日、地震・津波観測監視システム(「DONET」)を用いた三重県の津波予報・伝達システム構築など防災・減災対策で協力協定を2月1日に締結すると発表した。

 協定によると、津波予測・伝達システムの構築と観測情報を用いた防災・減災対策への取り組みに向けた調査・研究などでの連携・協力のほか、住民への啓発活動や広報に関する協力、連絡・調整体制確立に向けた連絡会の設置などを行うことにしている。

 「DONET」は、熊野灘沖の東南海地震の想定域に敷設されている地震・津波観測システムの一つで、海洋研究開発機構が運用管理している。水深1,900m~4,300mの海底に20カ所の観測点を設け、海底の動きを監視している。データは海洋研究開発機構や防災科学技術研究所などに配信され解析されている。

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