生物応答を利用した排水管理手法で意見交換会を開催

 環境省と(国)国立環境研究所は2月18日午前10時~午後3時、東京・神宮前(渋谷区)の国連大学で、生物応答を利用した排水管理手法に関する意見交換会を開催、傍聴者を募集している。これは、生物応答を利用した排水管理を導入しているドイツ、カナダ、米国の環境に関する政府担当官らと、環境省が設置した検討会委員による意見交換会を行い、各国の対応や課題など、わが国がこの手法を活用する際の参考にしようというもの。暮らしの中で使われている化学物質の種類が増え、排水規制に至らない未知の化学物質が水生生物に影響を及ぼすことが懸念されている。こうした物質を評価する方法として、生物応答を利用する手法が諸外国では実施されている。わが国では、昨年11月にこの手法に関する報告書が取りまとめられたばかり。意見交換会は公開し、日英同時通訳で行われる。

 参加は無料。定員80人。応募者多数のときは抽選。参加申し込みは、①国環研のウェブサイトから。②氏名(ふりがな)、所属、電話番号、メールアドレスを書いて、件名を「WET意見交換会参加申込み」としてEメールで。③氏名(ふりがな)、所属、電話番号、FAX番号、メールアドレスを書いて件名を「WET意見交換会参加申込み」としてFAX(029-850-2920)で。基本的には①の方法で。締め切りは2月16日午後5時。問い合わせは、同研究所環境リスク研究センター(TEL 029-850-2654)へ。