中央農研が市民講座「天気予報を利用した農作業支援システム」

 (国)農業・食品産業技術総合研究機構の中央農業総合研究センターは3月12日午前9時30分~同10時30分、つくば市(茨城)観音台の「食と農の科学館(つくばリサーチギャラリー)」で市民講座「天気予報を利用した農作業支援システム」を開催する。講師は、中央農研情報利用研究領域の大野宏之主任研究員。品質のよい作物を多く収穫するのには、生育に応じた施肥や水の管理、病虫害対策などが重要な作業となってくる。栽培品種の選択や収穫作業が集中しないようにすることも重要だ。同研究所では、作業の適期や品種の選択、気象災害の回避などのアドバイスなど農作業をサポートする情報などを、栽培技術や作物の発育予測技術、気象データの3つから計算して提供できる情報システムの開発を進めている。この講座ではそうしたシステムの開発の現状を紹介する。参加は無料。定員は約70人。事前予約は不要。問い合わせは、同研究センター情報広報課(TEL090-2460-0423)へ。