水稲の害虫「トビイロウンカ」の防除でベトナムと共同研究
:農業・食品産業技術総合研究機構

 (独)農業・食品産業技術総合研究機構は7月2日、水稲の重要害虫「トビイロウンカ」などウンカ類の防除に関し、同機構の九州沖縄農業研究センター(熊本市)とベトナム植物保護研究所が国際共同研究を行うことになったと発表した。
  トビイロウンカは、日本の梅雨時に中国南部やベトナムから飛来し、西日本を中心に大きな被害をもたらしている。 その原因としては、飛来元のベトナムでウンカ類に対する農薬の使用量が増大し、農薬が効きにくい薬剤抵抗性のウンカ類が蔓延している可能性が指摘されている。
 そこで、ウンカ類に抵抗性を持つ水稲品種やウンカ類の各種殺虫剤に対する抵抗性、ベトナムにおけるウンカ類の発生推移などに関する共同研究を行うことにしたもので、期間は平成19年度末まで。

詳しくはこちら