陸域観測衛星「だいち」使う防災利用実証実験で四万十市など3市と協力
:宇宙航空研究開発機構

 (独)宇宙航空研究開発機構は9月20日、陸域観測技術衛星「だいち」の防災利用の拡大を図るため、風水害に関する防災利用実証実験を高知県四万十市、新潟県三条市、新潟県見附市と協力して行うことになったと発表した。
  協力期間は平成20年度末まで。同機構は、3自治体の防災情報の整備・更新のため平常時の「だいち」の画像を提供するほか 、緊急時には自治体からの緊急観測要求に対応して「だいち」による観測を行う。また、水害が発生した際には、「だいち」などの衛星データを利用して浸水区域図の作成を行う。
 「だいち」に搭載された合成開口レーダーを使えば、悪天候下や夜間でも水害による浸水域を抽出することができ、防災機関などの初動がこれまでよりも早くなることから、すでに岐阜県・(財)岐阜県建設研究センターとも協力が決まっている

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