(独)産業技術総合研究所は1月21日、研究開発の成果などをより広く知ってもらい社会や産業界で活用してもらうことを目指して新たな学術誌「Synthesiology(シンセシオロジー)」を創刊したと発表した。
「構成」を意味する「Synthesis」と、「学」の「-logy」をつなげた造語で、「構成学」と訳す。同研究所では、「科学を社会に活かすには、要素技術的な科学的知見をいかに『構成』していくかが重要という考えから名付けた」といっている。
基礎研究の成果を新たな論文形式で毎号6本程度掲載し、科学技術の全分野をカバーしていく方針。季刊で、ほぼ3カ月毎、年4回発行する。無料で、「広く産業界、学界、社会で読んでもらいたい」とし、毎号1万部印刷する予定。問い合わせは、同研究所広報部シンセシオロジー編集委員会事務局(TEL 029-862-6217)へ。
No.2008-3
2008年1月21日~2008年1月27日