おいしいサツマイモ2品種を開発:農業・食品産業技術総合研究機構

 (独)農業・食品産業技術総合研究機構の作物研究所は10月2日、おいしいサツマイモを2品種開発したと発表した。
 サツマイモは、現代人に不足がちなビタミンや食物繊維を多く含んだ食物だが、消費は減少傾向にあり、家庭の購入量は年間1人当たり1kgを切る状況にある。
 新品種は、こうした状況を打破しようと同研究所が7~10年間かけて開発した“自信作”で、家庭向けの食味が良い「ひめあやか」と干しいも用の「ほしキラリ」の2品種。
 「ひめあやか」は、焼きいも、お菓子などに向いていることから、同研究所と埼玉県農林総合研究センターとが既に埼玉県で栽培技術の開発と商品開発に取り組んでおり、同県産サツマイモのイメージアップと生産拡大を目指している。
 もう一方の「ほしキラリ」は、手軽に食べられる干しいもも外国産が増えているため、その対抗馬になればと期待され、茨城県で栽培試験と干しいもの品質調査が始まっている。

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