(独)物質・材料研究機構(NIMS)は10月2日、つくば市(茨城)の同研究所でフランスの世界的企業サンゴバングループと「NIMS・サンゴバン先進素材研究拠点」設立の覚書に調印した。
同機構とサンゴバンは、昨年11月、連携研究を行うことで合意し、複合材料の共同研究が進んでいるが、今回2件目となる共同研究プロジェクトとして先進素材研究拠点をつくば市(茨城)の同機構内に設けることになったもの。
新たに設立する研究拠点では、快適で省エネ効率の高い住宅や建造物を実現するための素材技術の研究開発を行う。このため、サンゴバンは、資金を提供し、人材を派遣する。
同機構は、これまでに「ロールスロイス航空宇宙材料センター」と「NIMS・トヨタ次世代自動車材料センター」を設立済みで、今回のNIMS・サンゴバン先進素材研究拠点はそれらに続く3番目の企業連携組織になる。
No.2009-39
2009年9月28日~2009年10月4日